ファミリーカーの購入を検討している方の中に、ワンボックスカーかミニバンを考えている方は多いのではないでしょうか。室内が広く、荷室も確保されているワンボックスカー・ミニバンはファミリーカーにマッチする車種ですが、気になるのは燃費性能ではないでしょうか。そこで本記事では、燃費の良いワンボックスカー・ミニバンランキングや、選ぶ際のポイントについて解説します。
ワンボックスカーとは?
ワンボックスカーとはエンジンルーム/客室/荷室が一体化した設計の車です。ボンネットがなく、四角い車体デザインが特徴です。家庭用だけに留まらず、商業用の車としても広く利用されています。
乗車時の室内の快適さや、荷室の広さがワンボックスカーの持つ特徴です。そのため、ビジネスやアウトドア、レジャー向きの車といえるでしょう。
ミニバンとは?
ワンボックスカーと並列されることの多いミニバンですが、ミニバンは一般的に5ナンバー、3ナンバーサイズで3列シートを備えた乗用車です。家族向けの設計をされている車種が多く、室内空間の広さや快適さに優れています。
ミニバンはサイズも幅広く、コンパクトなものから大型のものまで、幅広いサイズから選択できるオプションの豊富さも特徴です。
燃費の良い車を利用するメリットは?
本項では、燃費性能に優れるワンボックスカーを利用するメリットを解説します。
燃料費の大幅な節約
ワンボックスカー・ミニバンは買い物や送迎、旅行をはじめとした長距離移動まで幅広い用途で使われます。使用頻度や移動距離が長くなればなるほど、消費される燃料費も大きくなります。
燃費性能に優れる車種を活用することで燃料費を節約できるのは当然ですが、使用頻度が高ければ高いほど節約効果が高まることは理解しておきましょう。
環境に優しいエコな走り
燃費の良いワンボックスカーを選ぶことで、二酸化炭素(CO₂)の排出量を削減し、環境に優しいエコな走りができます。エコな走りができる車種を選ぶことでエコカー減税の対象になるため、税金面でのコストカットにも繋がるのは利点です。
長距離運転でも給油回数が少ない
燃費に優れるワンボックスカー・ミニバンを選ぶことで、長距離移動時の給油回数を減らしつつ運転することが可能になります。
仮に燃料タンクが50Lで設計されている車について考えてみましょう。この場合、以下のように考えることが可能です。
・燃費10km/L:約500km走行可能
・燃費 20km/L:約1,000km走行可能
上記を踏まえると、燃燃性能が良ければ、1回の給油で長距離を走ることができます。特に長距離移動の多い方にとって、給油回数が減ることにより、時間の節約にもなります。
燃費重視でワンボックスカー・ミニバンを選ぶ際のポイントとは?
本項では、燃費重視でワンボックスカー・ミニバンを選ぶ際のポイントについて解説します。
用途から考える
ワンボックスカーやミニバンは多彩な用途に使われます。日常の買い物や送迎、アウトドアや旅行など、使い方はさまざまでしょう。定期的なメンテナンスや故障時に大きなコストが発生する可能性も考えると、日々必ず発生する燃料費に関しては、出来る限りコストカットをする必要があります。
購入後、どのような用途で活用する機会が多いのかを想定したうえで、車選びを行うことが重要です。
ハイブリッド vs ガソリン
ワンボックスカー、ミニバンに限らず、車にはハイブリッド車、ガソリン車の2種類から選択するのが一般的です。燃費性能を重視するのであれば基本的にハイブリッド車を選択するのが無難ですが、利用環境に応じてマッチする方を選ぶことも重要といえます。
ワンボックスカー・ミニバンの燃費ランキング
本項では、ワンボックスカー・ミニバンの燃費ランキングを紹介していきます。
1位:トヨタ/シエンタ(燃費:28.8km/L)
シエンタの特徴はミニバンの中でもトップクラスの燃費性能と、コンパクトなボディサイズに反した室内空間の広さです。ボディサイズはミニバンながら5ナンバーに収まるコンパクトさに収められていますが、車内は3列シートを備えた広々とした仕様になっています。シートアレンジが多彩な点も魅力です。
2位:三菱/デリカD:2(燃費:22km/L)
デリカD:2の特徴は優れた燃費性能と安全性能です。1.2L 3気筒エンジンとモーターアシストのハイブリッドシステムにより、優れた燃費性能を獲得しています。また、e-Assistという安全性能を搭載しているため、安全に運転できる支援システムが整っている点も魅力です。
3位:日産/セレナ(燃費:20.6km/L)
セレナは室内空間の快適さと安全性能の高さが魅力です。室内長と室内幅が大きく、どの席に腰かけても快適な乗り心地を体験できるのが強みです。また、プロパイロットと呼ばれる安全性能を搭載しており、ハンズオフ走行や自動車線変更といった先進的な機能を活用できます。
4位:トヨタ/プリウスα(燃費:20.7km/L)
プリウスαは燃費性能の高さが強みです。どのモデルでも20km/Lの燃費性能を誇るため、エコな運転をしたい方におすすめの車種といえます。また、全8種類のグレード展開をしているため、用途に応じてマッチするものを選択できる点も魅力といえるでしょう。
5位:ホンダ/ステップワゴン(燃費:20km/L)
ステップワゴンの魅力はホンダ史上最大といわれる広々とした室内空間と、さまざまな使い方を実現するシートアレンジ性能です。全幅を1,750mmに設計しているため、室内に大きなゆとりを生んでいます。また、乗員の数や荷物の分量に合わせて柔軟にシートの構成を変えられるため、さまざまなシーンに対応できる柔軟性も魅力です。
まとめ
本記事では、燃費性能に優れるワンボックスカー・ミニバンランキングや選び方のポイントについて解説しました。燃料費は長期的に考えると大きなコストになります。そのため、燃費性能に優れるワンボックスカー・ミニバンを活用することで、コスト面で大きなメリットを得ることが可能です。本記事の内容を参考に、自家用車にマッチするワンボックスカー・ミニバンを探してみてください。