自社ローンは何回払いで利用できる?支払回数の選び方も解説

自社ローンの支払い回数

自社ローンは、信用情報に不安がある方や銀行ローンの審査が通らない方でも利用しやすい購入方法として注目されています。しかし「何回払いで利用できるのか?」「回数をどう選べばいいのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、自社ローンの支払い回数の一般的な目安から、長期分割のメリット・デメリット、適切な回数を選ぶポイントまでをわかりやすく解説します。

目次

自社ローンは何回払いで利用できる?

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自社ローンの支払い回数は、販売店や契約内容によって異なりますが、一般的には12回から36回払いが主流とされています。一部の販売店では48回払いや60回払いまで対応しているところもあり、より長期の支払いにも柔軟に対応しています。

回数を多くすれば月々の支払額を抑えられる一方で、総支払額が増える傾向もあるため、選ぶ際には注意が必要です。

また、契約前には分割手数料や事務手数料が含まれているかを確認し、実質的な総支払額を把握しておくことが重要です。販売店ごとに支払い回数の上限や条件が異なるため、複数の店舗を比較して検討すると良いでしょう。

自社ローンを長期分割するメリット

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本項では、自社ローンを長期分割するメリットを解説していきます。

月々の支払い負担を軽減できる

自社ローンを長期分割にする最大のメリットは、月々の返済額を抑えられる点です。たとえば、同じ車両価格であっても24回払いと比べて48回払いにすれば、1回あたりの負担は大幅に軽減されます。

これにより、家計への圧迫感を軽減し、毎月の生活費や他の支出とバランスを取りながら無理のない返済計画を立てることが可能です。特に収入に波がある方や、ほかのローンを同時に抱えている方にとっては、月々の支払額を最小限に抑えられることは安心材料となるでしょう。

ライフスタイルの変化にも対応しやすい

長期分割払いは、結婚、出産、転職などライフスタイルの変化に柔軟に対応できるというメリットもあります。将来的な出費が予想される場合でも、月々の支払額を抑えておくことで、突発的な費用にも対応しやすくなります。

また、余裕がある月には繰上げ返済をすることで、負担を軽減しつつ総支払額を抑えることも可能です。返済期間を長く取ることで、生活設計にゆとりをもたせたいと考える方にとって、非常に有効な手段といえます。

自社ローンを長期分割するデメリット

続いて本項では、自社ローンを長期分割するデメリットを解説していきます。

総支払額が高くなる可能性がある

長期分割払いにすると、1回あたりの支払額は軽くなりますが、総支払額が増える傾向にあります。これは、販売店が設定する事務手数料や保証料などが支払い回数に比例して増えるためです。とくに自社ローンは金利0%をうたっていても、実質的には総額に上乗せされているケースが少なくありません。

そのため、契約前に総支払額の明細を確認することが不可欠です。短期的な返済の負担を軽減する代わりに、最終的な負担が大きくならないよう慎重に判断しましょう。

所有権が長期間販売店に留まる

自社ローンを利用すると、完済まで車の所有権が販売店に留保されるケースが一般的です。つまり、名義は購入者ではなく販売店にあるため、返済期間中は車を自由に売却したり、譲渡したりすることができません。

長期分割になるとこの期間も延び、自由に扱えるようになるまで時間がかかる点はデメリットといえます。また、所有権を持てないことにより、万が一の事故やトラブル時に保険の手続きが煩雑になる場合もあるため注意が必要です。

返済期間中のトラブルリスクが高まる

返済期間が長くなればなるほど、予期しない収入減少や転職、病気などによる返済不能リスクが高まります。とくに自社ローンは遅延に対して厳しい対応を取る販売店も多く、支払いが滞ると車両の差押えやリモートでのエンジン停止といった対応を受ける可能性もあります。

長期分割を選ぶ際は、将来的な収支見通しやリスクヘッジの備えも含めて慎重に判断することが重要です。

自社ローンの支払い回数を選ぶポイント

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では本項では、自社ローンの支払回数を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

車の使用期間やライフプランに合わせる

自社ローンの回数を決める際には、今後のライフプランや車の利用予定年数を踏まえることが大切です。たとえば数年後に買い替えを予定しているなら、短期返済にしておくほうが所有権を早く得られ、売却もスムーズです。

逆に、長く乗る前提であれば月々の支払いを抑えるために長期分割を選択するのも合理的です。将来設計を明確にし、それに沿った支払い回数を選ぶことで、後悔のない選択ができるでしょう。

頭金やボーナス払いの有無を考慮する

頭金を多めに支払う、ボーナス月に多く支払う仕組みを取り入れることで、支払い回数を減らすことが可能になります。たとえば、頭金を入れることでローン元本が少なくなり、毎月の支払い額や回数に直接影響します。

また、ボーナス払いを組み合わせることで、月々の負担を軽くしながらも効率的に返済を進めることができます。自分の資金状況や今後の収入計画を見据え、適切な支払い設計を行うことが大切です。

収入と支出のバランスを把握する

支払い回数を選ぶ際には、自分の毎月の収入と支出のバランスを正確に把握することが前提です。無理のない返済計画を立てることで、生活を圧迫することなく継続的に支払うことができます。

月々の固定費、予備費、突発的な支出を考慮し、どれくらいの金額なら安定して返済できるかを冷静にシミュレーションしましょう。無理な返済は延滞や信用悪化につながるリスクがあるため、現実的な返済計画を第一に考えることが重要です。

まとめ

自社ローンは分割回数の選択肢が豊富で、月々の負担を調整しやすい柔軟な仕組みです。長期分割には支払いの軽減という大きな利点がある一方で、支払総額の増加や所有権の制限といった注意点も存在します。無理のない返済を実現するには、ライフプランや家計状況に合わせた適切な回数設定が不可欠です。後悔しない選択をするためにも、事前のシミュレーションと販売店との相談をしっかり行いましょう。

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この記事を書いた人

ママさんやファミリーにとって良い車選びができるように、経験を元にいろんな情報を発信していきます。

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