自社ローンの利用を検討しているが、利用した経験がないので流れが分からないという方もいるでしょう。実際、自社ローンの手続きにはいくつかの工程があるため、流れについて事前に知っておくことは重要です。
そこで本記事では、自社ローン利用時の流れや、審査通過のポイントについて解説していきます。
自社ローンを利用する際の流れとは?
本項ではまず、自社ローンを利用する際の流れについて解説します。
車を購入する中古車販売店を探す
まず、車を購入する中古車販売店を探しましょう。自社ローンは中古車販売店が提供しているサービスです。そのため、自社ローンを利用する際は、中古車販売店で車の購入をしましょう。
中古車販売店で取り揃えている車種は店舗によって大きく異なります。そのため欲しい車種が明確にある場合は、その車種の取り扱いをしている店舗を探すところから始めましょう。
自社ローンの契約手続きを行う
購入する車、中古車販売店が決まった段階で、自社ローンの契約手続きを行いましょう。自社ローンの契約手続きでは、ローンに関する細かな条件面や返済プラン、支配額などをチェックしたうえで、実際の契約手続きへと進んでいく必要があります。
必要書類を提出
自社ローンの申し込みでは必要書類を提出する必要があります。必要となる書類としては、身分証明書、源泉徴収票や印鑑証明書をはじめ、中古車販売店側が求める書類を用意し、提出しましょう。
そのため、取得まで時間のかかる書類に関しては予め取得手続きをしておき、自社ローンの契約日に間に合うよう事前準備を入念に行っておくとよいでしょう。
審査の申し込みを行う
必要書類の提出を終えた後に、自社ローンの審査申し込みに移っていきます。提出した必要書類をもとに収入などを確認し、購入者の返済能力について、審査が行われます。
審査通過の条件や、審査結果が出るまでの期間は中古車販売店によって異なります。販売店によっては審査結果が出るまで数日程度かかる場合もあるため、注意しましょう。
契約
自社ローンの審査に通過すると、正式に契約書にサインを交わし、契約手続きを行います。契約書に借入金額、返済期間や支払総額、細かな条件など記載されているため、しっかりと目を通したうえで、理解できない部分に関してはしっかりと確認を行うことが重要です。
自社ローンを利用する際の流れには事前準備も含めると一定の期間がかかります。そのため、手際よく必要書類を用意し、手続きを円滑に進められるようにしておきましょう。
自社ローン利用時の注意点とは?
本項では、自社ローンを利用する際の注意点について解説します。
乗り出し費用について確認する
自社ローン契約後に支払っていく費用の中には、乗り出し費用というものが含まれます。乗り出し費用も含めてコスト計算を行うことで、支払いの全体を理解することができるため、非常に重要です。
乗り出し費用の具体的な内訳としては、保険料や自動車税、その他経費などが挙げられます。乗り出し費用を含めることで実際の費用が想定より高額になる場合もあるため、不測の事態が起きないよう、予め確認しておきましょう。
基本的には自社ローン契約時に中古車販売店と費用についてしっかりと確認を行い、予算の範囲内に支払総額が収まるかどうか判断していきましょう。
保証人の有無
一般的にローン契約を行う際、保証人が必要となるパターンは珍しくありません。これは自社ローンに関しても例外ではなく、中古車販売店によっては、保証人を立てることが必要になる場合もあります。
なお、保証人を立てる際は条件をしっかりと理解したうえで、保証人になってくれる人に対して説明を行ったうえで、相談することが重要です。
また、中古車販売店の中には保証人なしで自社ローンの契約締結が可能な場合もあります。基本的には複数の中古車販売店に相談を行い、比較検討するのが無難といえるでしょう。
自社ローンを利用する際は、乗り出し費用を含めた費用の全体像把握、保証人の有無についてしっかりと確認を行い、不明点がない状態で手続きを進めていきましょう。
自社ローンの審査を通過するポイントとは?
続いて本項では、自社ローンの審査を通過するうえで重要なポイントを解説します。
年収に見合わない車を選ばない
自社ローンの審査においては購入する車に関しても審査に大きく影響を及ぼします。基本的に収入額から購入予定の車のローンを支払っていけるか返済能力を見られるため、収入に見合わない高額な車を選ぶと審査に通過できない可能性もあるでしょう。
そのため、自身の年収で購入できる範囲内の車を選ぶことが重要です。あくまでも現実的な視点をもって車選びを行いましょう。
可能であれば頭金を用意する
頭金を支払うことで、審査を有利に働かせることができます。頭金を一定額用意できれば、その分だけ借入額が少なくなります。結果必要となる返済能力も少なくなり、審査通過に向けたハードルも下がります。
確実に自社ローンの審査を通過したい場合は、事前に頭金を無理のない範囲で用意しておくことも重要です。
手続き前に転職や退職をしない
自社ローンの審査では、収入を含めた返済能力が見られますが、収入の安定性という点も審査通過に向けて重要となるポイントの一つです。ローン契約前に転職・退職をしてしまうと、審査時に「収入の安定性に欠ける」という見られ方をしてしまいます。
そのため、自社ローンの利用を検討している場合、契約手続きを終えるまでは転職・退職をしないのが無難といえます。
虚偽の申告をしない
自社ローンの審査時、虚偽申告をしないよう注意してください。たとえば収入や職業といった情報について虚偽の申告をしてしまうと、必ず虚偽がばれてしまい、審査に通過することはできません。
また、虚偽申告を行ったことで法的な問題へと発展してしまうリスクもあるため、自社ローンの契約だけに留まらない重大な問題になってしまう可能性もあります。
審査に通過したいといっても、必ず嘘偽りのない情報を申告することが不可欠です。
本項で紹介したポイントをおさえておくことで、審査に落ちる可能性はある程度下げられます。
まとめ
本記事では、自社ローン利用時の流れや、審査通過のポイントについて解説しました。
自社ローン利用時の流れを理解しておくことで、手続きをスムーズに進めることが可能になります。
本記事の内容を参考に、自社ローンへの申し込みを行ってみましょう。