自社ローンの利用を検討しているものの、キャッシングの利用履歴が審査に響かないか心配という方は多いのではないでしょうか。実際、ローン契約の審査にキャッシングの履歴が影響するという話はあります。そこで本記事では、自社ローンの審査にキャッシングの利用履歴がどのように影響するか解説します。
キャッシングを利用していても自社ローンは使える?
結論から言えば、消費者金融や金融機関のキャッシングを利用した履歴がある場合も、自社ローンの審査には影響しないとされています。そのため、キャッシングの経験があるから自社ローンを使えない、というわけではないため安心しましょう。
ただし、何らかの理由で信用情報に傷がついてしまっている場合、自社ローンの契約に支障をきたす恐れがあります。
基本的に、キャッシング使用経験は自社ローンの審査には響きません。
キャッシング経験が自社ローンの審査に影響するのはどんな時?
本項では、キャッシングの経験が自社ローンの審査に影響を及ぼす状況を紹介します。
多重債務
銀行やクレジットカードのキャッシングなど、複数の金融機関から現金を借入しており、返済が困難になっている状況を多重債務と呼びます。多重債務の状況に陥っている場合、自社ローンの審査に影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。
ブラックリスト
ブラックリストに掲載されている場合も、自社ローンの審査に通らない可能性があります。基本的にクレジットカードをはじめとした支払いを61日以上延滞している場合や延滞、債務整理といった履歴がある場合、ブラックリストに掲載されると言われます。
上記に該当する心当たりのある方は自社ローンの審査に通らない可能性があるため、申請する際は慎重に検討する必要があります。
限度額までの借金をしている
貸金業者から借り入れられる金額には総量規制というものがあります。これは年収の3分の1までしか借り入れができないというものです。そのため、現在の年収額と借入額を計算し、3分の1を超える額に達していないか確認してみましょう。
自社ローンの審査で重要となる項目とは?
本項では、自社ローンの審査で重要とされる項目について解説します。
年収
自社ローンの審査において、年収は重要な項目の一つです。年収は契約者の返済能力を端的に示す要素になるため、年収が低い場合は審査に通過できない可能性があります。販売店によっては年収の下限を審査基準に設定している場合もあるでしょう。
年収が低い場合、審査に通過できない、連帯保証人を立てなければならない可能性があるため、注意してください。
就業状況
就業状況も自社ローンの審査においては重要な要素となります。たとえば正社員以外の雇用形態で働いている、勤続年数が少ないといった場合、収入の安定性といった点で評価されず、審査に通りづらくなる場合があります。
また、在籍企業に関しても確認をされる場合があるため、虚偽の報告をしないよう、注意してください。
信用情報
各種支払い状況や、キャッシングなどの借入状況を含めた信用情報は自社ローンの審査に大きく影響を及ぼします。信用情報によって申し込み者の返済能力に評価が下されるため、重要なポイントの一つです。
ただし自社ローンの審査においては信用情報の照会をしないケースもあるため、販売店の審査基準次第といえます。
まとめ
本記事では、自社ローンの審査にキャッシングの利用履歴がどのように影響するか解説しました。基本的にはキャッシングの利用履歴があっても自社ローンの審査には響きづらいですが、多重債務やブラックリストなど、特定の状況下では影響する可能性があります。本記事の内容を参考に、利用の可否を検討してみてはいかがでしょうか。