家族で乗れるファミリーカーとして、ミニバンへの乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。確かにミニバンはファミリーカーとして運用できるうえ、サイズも豊富です。そこで本記事では、ミニバンのメリット・デメリットや選び方、そしておすすめの車種10選を紹介していきます。
ミニバンのメリット・デメリットとは?
本項では、ミニバンのメリット・デメリットについて解説します
メリット1:車内スペースが広い
ミニバンのメリットとして挙げられるのは、室内スペースが広いことです。ミニバンの多くが車体の大きさに対して室内のスペースを広くとっているため、運転時も全員が快適に過ごせる点が魅力です。
乗車人数が多い、友人家族と出かける機会があるといった場合には、室内空間の広いミニバンがマッチするでしょう。
メリット2:ファミリーカーに最適
ミニバンは室内空間が広いため、ファミリーカーとしての適性が高いのもメリットです。小さな子供のいる世帯の場合、車内でミルクをあげる、おむつの交換をするといった状況も想定されます。その場合、室内空間の広いミニバンであればストレスを感じることは少ないでしょう。
メリット3:荷物がたくさん積める
ミニバンはアレンジ次第で多くの荷物を積み込むことが可能です。
ミニバンには多彩なシートアレンジ性能を備えている車種が多く、後席のスペースを最大限使って大きな荷物を積みいれることもできます。普段から多くの荷物を積んで運転する、大きな荷物を積んで運転する機会が多い場合、ミニバンがマッチするはずです。
デメリット1:狭い道路だと不便
ミニバンのデメリットとして、サイズの大きさゆえに道幅の狭い道路で運転しづらいという点が挙げられます。
運転が苦手、駐車が不得意な場合、ある程度運転技術の求められるミニバンはマッチしない可能性があるため注意しましょう。
デメリット2:維持費が高い
ミニバンのデメリットとして挙げられるのは、相対比較した際の維持費の高さです。ミニバンはコンパクトカーや軽自動車よりも大型になる分、車体の重さや排気量に応じて課せられる税金が高くなります。
また、燃費の面でもコンパクトカーや軽自動車には劣るため、燃料費も高くなる傾向にあるといえるでしょう。
ミニバンの選び方
本項では、ミニバンの選び方について解説します。
乗車人数で選ぶ
ミニバンの乗車人数は、7人、または8人乗りです。
家族や友人など、購入後に誰が乗るか、最大で何名での乗車が想定されるかを事前にイメージしておくことが重要です。
また、7人乗りの場合は2列目が広くとってあり、3列目が少し手狭になる特徴があります。乗車人数による車内空間の違いなども加味して、選定することが必要となります。
サイズで選ぶ
ミニバンのサイズは以下の通りです。
- コンパクトサイズ
- 5ナンバーサイズ
- 3ナンバーサイズ
サイズによって運転のしやすさも変わるため、用途や自身のスキルに応じてマッチするサイズのミニバンを選ぶようにしましょう。
各種装備で選ぶ
ミニバンとはいっても、備わっている装備はメーカーや車種によって大きく異なります。たとえばスライドドアの有無、ルームミラー、360度モニターの有無など、チェックすべき装備は多岐に渡ります。
購入後の運用方法や自身の生活スタイルから逆算し、必要な装備がどういったものかを明確にしたうえで、マッチする装備を備えたミニバンを選ぶようにしましょう。
シートアレンジの性能で選ぶ
シートアレンジも車種によって大きく性能が異なる部分です。購入候補の車種ごとにどういったシートアレンジができるのか、それによってどういった利用方法ができるのかを事前に考えておくことが必要となります。
購入後の用途をイメージしつつ、必要なシートアレンジを明確にしておきましょう。
ミニバンのおすすめ車種10選
本項では、ミニバンのおすすめ車種について解説します。
トヨタ/シエンタ
シエンタはハイブリッド車とガソリン車の設定で展開されているミニバンです。ハイブリッド車の方には電気式4WD「E-Four」が用意されています。
3列シートの7人乗りですが、3列目は座席を床下に格納することができるため、多くの荷物を積み込むことも可能です。
日産/セレナ
日産セレナはガソリン車とe-POWER搭載のハイブリッド車で展開されているミニバンです。ファミリーカーとしての便利さを追求しており、マルチセンターシートや、バックドアのガラス部のみ開閉可能なデュアルバックドアを搭載。家族で利用する際の利便性に優れた車種となっています。
トヨタ/アルファード
トヨタを代表するミニバン、アルファードは高級感のある内装や480mmの電動ロングスライドなど、装備の充実した車種となっています。
シート3列目もゆとりのある作りとなっているため、大人数で乗車した際も快適に過ごすことが可能です。
ホンダ/ステップワゴン
ステップワゴンは8人乗りも選択可能なミニバンです。シート3列も厚みのある座面、快適な広さを備えているため、ファミリーカーとしての性能の高さも魅力となっています。
三菱/デリカD:5
デリカD:5はちょうどいいサイズ感が魅力のミニバンです。デリカD:5の魅力としては、SUV並みの悪路走破性能も挙げられます。
当初はガソリンエンジン車のみの設定でしたが、現在ではディーゼル車のみでラインナップされています。
ダイハツ/トール
トールは室内空間が広々としており、街乗りでの使いやすいミニバンです。ボディサイズはコンパクトながら、居住空間の快適性を追求しているため、小さめのサイズで快適に過ごせるミニバンをお探しの場合にはおすすめの車種といえます。
ホンダ・オデッセイ
オデッセイは、ミドル~ラージサイズの中間程度のサイズ感のミニバンです。ホンダ車特有の低床低重心のパッケージングで設計されているため、ラージサイズのミニバンと同程度の室内空間が特徴です。
トヨタ/ルーミー
ルーミーは、「1LD‐CAR(ワンエルディーカー)」をコンセプトとしているミニバンです。ファミリー層をはじめ、幅広いライフスタイルにマッチするのが魅力です。
また、予防安全機能スマートアシストや衝突回避支援ブレーキなど、充実した安全装備を搭載している点もファミリー層にはうれしいポイントでしょう。
ホンダ/フリード
フリードは、ホンダのコンパクトミニバンを代表するモデルです。ボディサイズこそコンパクトに設計されていますが、室内空間に手狭な印象はありません。そのため、家族での旅行などファミリーカーとしての適性の高い車種といえます。
スズキ/ソリオ
ソリオの特徴は室内空間のゆとりです。コンパクトカーに分類されるミニバンではありますが、同クラスの車種の中でもトップクラスの空間の広さが特徴です。
また、パワースライドドアが搭載されているため、子供やお年寄りの乗り降りも安全にできます。
まとめ
本記事では、ミニバンのメリット・デメリットや選び方、おすすめの車種10選を紹介しました。ファミリーカーとして使えるミニバンは、日常使いから旅行まで、さまざまな用途で活躍できます。今の自家用車では手狭に感じる、もっと広々とした車に乗りたいという場合には、ぜひミニバンの購入を検討してみてください。